続々・この棒はなんだ??





「……、……」

 いつの間にか気絶していた珠白は、意識を戻してすぐ、虚ろな目を己の陰茎へと向け、ブジーは侵いったままだが、動きが止まっている事に安堵した。だがすぐに、両脚が開脚されていて、後孔に異物感がある事に気がついた。ぐっとそれが、内部から押し上げている箇所から――さきほど射精こそしなかったし今も封じられているが、気持ちよさと射精したい感覚が這い上がってくる事にすぐに気づいた。

「あ……」

 いつも不純同性交友を取り締まっているから、後孔にある前立腺の知識は勿論ある。

「あ、あ……っ……ぁ……ッッッ」

 そこを押し上げられていると気づき、珠白は声を飲み込んだ。

「よぉ、目が覚めたか?」
「! 五泰良……っ」

 にやつく声で声をかけてきた俺様バ会長を見て、珠白は唇を噛む。それから思いっきり睨み付けたが、涙のにじむ瞳は全く威厳がなく、艶を放っているだけだ。

「次、だ。内と外から、前立腺を責めたら――どうなるんだろうなァ? ん?」
「……え?」

 珠白は嫌な予感がした。
 五泰良が歩みよってくる。そしていい笑顔でポケットからリモコンを取り出し、スイッチを入れた。

「っうあ!」

 するとビリビリビリと振動音がして、規則正しく前立腺を内部から刺激された。

「あ、あ、ああああ」

 目を伏せ俯き睫毛を震わせる。出る、と、思った。だが、出せない。
 しかも――歩みよってきた五泰良は、トンっと指先でブジーの尖端を強く押し、前からぐりっとそちら側から前立腺を暴いた。

「うあああああああああああああああああああああああ」

 トントントンと動く五泰良の指は止まらない。
 五分も経たずに、快楽が強すぎて、珠白風紀委員長は気絶した。

 しかし次に目を覚ましても、その状態だった。

「あ、あ、ああああっ、うあああ、気持ちいい、気持ちいい、や、や、や、おかしくなる、うああ、おかしい、イきたっ、いや、イってる、うああああ」

 あんまりにも快楽が強く、呼吸が苦しい。全身が熱く、前と中からの責め苦に、全身が快楽に飲み込まれてしまって、理性は絡め取られ、もう喘ぐことしか出来なくなった。開脚させられた両脚のつま先を丸めて堪えようとするが、快楽が止まらない。

「ふぅん。お堅い風紀委員長様は、こうされるのが随分と気に入ったらしいな。ん?」
「気に入った、気に入ったから、もう出させてくれ」
「気に入ったんだろ? このままだ」
「やぁ――!! もう止めてくれ、気に入るわけがないだろ!!」
「じゃあ気に入るまでこれを覚えさせてやる」
「ひぁ、ああ、あ、あ、あ、あ、あああああ! そこ擦らないでくれ、うあああ」
「中ももっと気に入ってもらわないとな? 俺様の優しさだ。ほれ。振動を強めてやる」
「ひっ」

 その強すぎる機械的な刺激で、再び珠白は気絶した。
 この日――帰宅時間は愚か、就寝時間が訪れても構わず、ひたすらに五泰良は、珠白の尿道を前後から犯しつくした。珠白は、自分が何度気絶したのか覚えていない。