IF・この棒はなんだ??








 ――さて。
 会長に仮眠室に誘われた珠白であるが……実は当然、尿道ブジーの使い方は熟知していた。本当にバ会長だなと思いながら、嬉々として手錠と足輪の用意をしている会長と、ベッドサイドのローションを一瞥する。


「ふぅ」

 数分後には、見事その手腕で珠白は、五泰良を拘束していた。
 頭上で手首を拘束された五泰良が唖然としている。ブレザーを脱がせ、シャツ一枚にし、ベルトを外してボトムスを半分ほど脱がせた珠白は、手にしたブジーを、僅かに首を傾げてみた。

「さて、使い方を教えてもらおうか」
「……は?」

 ローションをたっぷりとつけたブジーを、五泰良の尖端にあてがう。

「な……嘘だろ……!? お、おい!」

 震えている五泰良を見ながら、珠白は唇の両端を持ち上げた。

「それと、普段散々校則違反をしている罰を受けてもらう」
「!」
「頑張れよ」

 ニコっと笑った珠白が、五泰良の鈴口から容赦なく尿道ブジーを進めた。

「あ……ああ……あぁ……」

 進む度に、凍り付いたような声を、五泰良が零す。背が撓っている。

「動くなよ。傷ついたら困るのは、そちらだ」
「!!」

 こうして最奥まで進め、珠白がグリと前立腺を嬲った時、五泰良は絶叫して気絶した。

 ――次に目を開けると、まだ挿入されていた。
 絶望的な気分になった時、今度は尿道の側壁への責め苦が始まる。

「やだやだやだやだあ、あああああ」

 子供のように五泰良が泣き叫ぶ。

「俺様も形無しだな」
「ひゃああああああああああああああああ、頼む、それはダメだ、うああ、出したい、出したいっ」
「そうか」

 暫く擦り続けてから、ゆっくりと珠白がブジーを上に動かした。
 出せる、と、期待一色になり、五泰良の腰に力がこもる。

「ひっ」

 だがブジーを引き抜くすんでの所で、上部の側壁をコスコスと珠白が擦り始めた。

「うああぁ……うあ、あうあああ、やぁ――!!」

 五泰良が泣き叫ぶ。出せる、と期待していた分、もうたまらなかった。
 子供のように嫌々と頭を振りながら、五泰良が泣きじゃくる。

「さて。俺は優しいからな」

 そう言うと、珠白が、やっとゆっくりとブジーを引き抜いた。

「あ……あ……」

 するとタラタラと五泰良の尖端から精液が零れたが、勢いはない。ただ非常に長い間、大量の白液を吐精し――それが終わると、あまりにもの気持ちよさに、頭がフワフワとしていた。

「今後も校則を破ったら、この罰則を適用する。随分と気に入ったようだしな」

 その後。
 規則正しくしていたというのに、なにかと些細なことを見つけては、珠白に罰則を与えられてしまうようになる、五泰良だった。