お仕置き(Ver風紀委員長)








 唐突に風紀委員会解体の話が出て、珠白は理事長に直訴に向かった。
 すると、『私の采配で取りやめられるが、それは君の態度次第だ。なにせ誤認で摘発したという風紀委員会の過失は見逃せない』と言われ、悩んだ末、なんでもすると珠白は答えた。

 その結果が――「……っ」

 現在珠白は、理事長の陰茎を口に含んでいる。人生で初めて、口淫をしている。いつもこんなことをしている相手を、摘発しているのに己が……悔しいが、震えて行うしかなかった。暫くそうしていると、喉で笑った高瀬が、言った。

「もういいよ」

 これで終わりだろうかとホッとした珠白の顎を、理事長が持ち上げる。

「さて、本番だ」

 それを聞いて絶望的な気分になる。やはり犯されるのだろうかと考えて、思わず陰鬱な気持ちで視線を下げた。

「さて、机に座って」

 下だけ脱がせられていた珠白は、不思議に思いつつ、静かに座る。
 すると抽斗から、理事長が極細のカテーテルを取り出した。それを見て、思わず珠白は息を呑む。

「動かないように。傷がついたら困るのは、君の方だからね」

 まだ萎えている珠白の陰茎を持つと、ゆっくりと理事長が侵入させていく。
 その独特の感覚に震えていた時だった。

「あ」

 カテーテルの尖端が、尿道を刺激した。

「あ、あ」

 だが医療用の用途とは異なる。

「うああぁ……!」

 気持ちの良さに飲まれ、一瞬で珠白は勃起した。それからカテーテルの抜き差しが始まると、もう泣き叫ぶことしか出来なくなった。

「ああ、いい声だ。今日は、ちゃんと雌にしてあげよう。もう君は雄じゃない。私の雌だ。だから射精するためにココを使う必要は無いんだよ。ココは、君にとっては、快楽を感じる孔になったんだ」

 喉で笑って、愉悦たっぷりの顔で、理事長が風紀委員長を見る。

「あ、あ、あ、あああああああ」

 カテーテルが引き抜かれると、ドロドロと勢いなく白液が零れた。
 それを見てから、今度は尿道ブジーつきのかぶせる形のコックリングを理事長が取り出す。そしてブジーを尿道に入れると、周囲のベルトを操作して、ギュッと風紀委員長の陰茎を締め上げた。イけなくなった状態で、上部の棒の端をトントンと指で押し入れ――そして尿道の側部を擦る。

「い、うあああ、ああああああああああああああ」
「どうだい?」
「待って、いやぁ、イきた、出したい、うあああああ」

 こうして珠白の地獄が始まった。

「風紀委員長がこの淫乱ぶりでは、取り締まる権限はやはりないかな」

 ニヤニヤ笑いながら、珠白の頬の涙を、ペロリと理事長が舐める。
 この日、珠白の直訴は、却下された。