続・生徒会室の犬






 ――書道部が使っている、学舎の離れの庵に来い。

 そう支持をされた珠白が、ぼんやりと歩いて行くと、そこには和服姿の書記・鷹羽孝介の姿があった。百九十三センチという巨体であり、座っていても迫力がある。彼が書道をしている畳の壁には掛け軸があり、その前には花が生けられている。

 和。それを体現している空間で、窓も円く障子だ。

「失礼する」

 珠白が中に入ると、筆を置いた書記が振り返った。

「……座……」
「ああ」

 寡黙な書記の言葉を読み取って、珠白が隣に正座した――直後いきなり押し倒された。既に受け入れる準備はしてきたから解れている。そこにそそりたっていた陰茎をいきなり挿入された。その結果、珠白は目を見開いた。直後堪えきれずに声を上げた。

「いやぁああ、あ、あ、あだ、ダメだ、あ、あ、太い、あ、大っきい、やぁ――!!」

 その風貌に反せず、鷹羽の陰茎は、これまで珠白が受け入れてきた数々の陰茎のどれよりも太く長く固かった。挿入されるとギチギチになってしまい、まだ中程までしか挿れられていないのに、既に最奥まで届いている。

「ンあ――!! やぁ!! あァ――!!」

 その状態で、鷹羽は巨体でぐっと珠白を抱き込み、種付けプレスの姿勢を取って、ガンガンと腰を動かし始めた。どんどん陰茎がめりこむように挿いってきて最終的には、根元までおさまる。

「うあああああ」

 これまでかなり開発され、拡張されてきた珠白の体でも耐えきれないほど深い奥を巨大な尖端が貫いた状態で、ガンガンと腰を動かされる。逃げようにも腰の下に両腕がまわり抱き込まれているため、身動きが全く取れない。

「あ、あ、あ、あ、あああああ!!」

 号泣すると、大量の精液を注がれた。遅漏では無いらしい。だが、復活が早く、そのまま内部で硬度を取り戻し、書記はまた激しく動き始める。

「いや、いや、あ、あ、あああ! イく、やぁああ!」
「……分かるか? ほら……ここまで」

 書記が一瞬だけ手を離して、珠白の腹部に触れた。そこまで、陰茎が挿いっている。深すぎて、珠白は泣き叫ぶ。

 そのまま何度も中を染め尽くされ、ドライでイっても一切構われることなく動かれ続け、気絶しても体を貪られ、目を覚ましても射精されている状態で、午後三時に来たのに、次の日の夕方までずっと犯された。

 やっと陰茎が引き抜かれると、ぱっくり開いてしまった風紀委員長の後孔からは、ドロドロと大量の白液が溢れ出て、満杯なものだから暫く腹部には熱を感じていた。

 珠白は、虚ろな顔で涎を零しており、もう理性もなにも残っておらず、ただぼんやりと畳に頭を預けていた。


「――随分とぶち犯したみてぇだなぁ」

 そこに楽しそうな声を、途中から見ていた五泰良がかける。
 書記がコクリと頷く。

「俺の便器、なかなかいいだろ? ん?」

 書記は再び頷く。
 その声が響いた当たりでやっと少しだけ意識が戻ってきた珠白は絶望した。
 五泰良が好きで、恋人になれると思って……それが……。

 NTR趣味だなんて言われ、生徒会役員達に嬲られる毎日の幕開けで。

「……今夜……もう一回」
「おお、好きにしろ」

 楽しそうに笑うと、五泰良が帰って行った。助けてくれることはなく、差し出される。
 その後、風紀委員長は、一週間ほど書記に犯しつくされ、そのまま物言わぬ犬として、再調教されたのだった。五泰良はそれを終始、楽しそうに見ているだけだった。