生徒会室の犬








「んっ、ぁ……ァ……あああ」

 目をギュッと伏せ、涙で濡れる瞼を震わせながら、珠白が喘いでいる。
 背後から両腕の下に腕を回している副会長は、両手でキュッキュと風紀委員長の乳首を愛でている。

 珠白の陰茎を丹念に舐め、時折口に含むのは、会計だ。
 既に珠白の陰茎はガチガチだ。

「珠白、分かってんだろうなァ? イったら許さないからな」

 それを生徒会長席の椅子に座って、ニヤニヤと五泰良が見ている。

「っ、フ……あっ、ぁ……」

 どうしてこんな事になってしまったのか……と、珠白は涙を浮かべる。
 昨日、五泰良に告白したら、OKを貰った。そして生徒会室に来いと言われたから、来てみたら、言われた。

『俺の趣味は、NTRなんだよ。それに一番興奮する。だから、寝取られてくれ』

 と、言われ、気づいた時にはにこやかに服を剥かれ、にこやかに笑う副会長に乳首を、へらりと笑った会計に陰茎を、それぞれ愛撫される事になった。

 本当にこれで五泰良が喜ぶのだろうか、と、最初こそ思ったが、その内に怯え始めた。好きな相手以外に、こんな風にされるのが怖かった。

「さて、そろそろ、か」

 五泰良はそう言うと、机の上から小瓶を持ってきた。

「ほれ」
「はーい」

 受け取った会計がそれを手に取り、唐突に風紀委員長の後孔に液体で濡れる人差し指を差し入れた。

「これはな、腸からしか吸収しない媚薬だ」
「うあああああああ」

 会長がなにか言ったが、その時にはもう理解出来ないほどの熱に襲われ、呆気なく珠白は放っていた。そこで意識が一度飛んだ。

「!」

 次に気づいたのは、内部に副会長が放ったのだと分かった時だ。

「あ」

 初めてを副会長に奪われたことに衝撃と悲しみが溢れてくる。ずるりと引き抜いた副会長が囁く。

「どんな気分です? 統森以外に初めてを奪われるって」
「っく」
「次は俺の番でしょぉ? 早くしてー」

 会計が間延びした声を出す。すると微笑し、副会長が場所をかわった。

「あ、あ、あ、あ」
「はぁ、気持ちいい。委員長の中、まだキツキツで、本当最高ー」

 こうして今度は会計に犯される。
 顔を前に向けた珠白は、正面でニヤニヤ笑っている五泰良に気づいた。

「助けっ……」

 しかし何も言わずに五泰良はニヤニヤ笑っているだけだ。

「っ」

 思わず息を呑んでから、必死で珠白は首を振る。

「やぁああ、見ないでくれ、見ないで……あぁああ。あ。いやだぁああ」
「じっくり見てるぞ。お前のド淫乱なとこ」

 その後。
 珠白は生徒会室にて、性処理をする犬として調教されていった。毎日輪姦され、玩具と媚薬で弄ばれ、いつしか調教されきった体は、快楽なしでは駄目になった。

 それでも――珠白は五泰良が好きだった。