4
それで、俺は既に、ゲーム内部で、露店でひそやかに売れている。
これは、装飾具・武器・体装備に、生産レベルが上がると、個人の『銘』が入るのだが、俺は最初に入れられるようになった一人かつ、現在でもカンスト武器製作者は、三名しかいないそうなので、俺の銘は有名なのだ。『鴉羽』である。鴉羽武器とか呼ばれている。
もう一名は、チェア開発者の友人で、あちらも有名だ。ただ、あちらは自分のギルメンとフレにしか作っていないし、俺は超気まぐれだから、最後の一名よりもプレミア感があるらしい。
最後の一名が多分、俺以外に全部持っているもう一人なのだろうと思う。だが、武器で最高レベル武器は俺と友人のものしか見たことがないから、生産個別の製鉄が無いのかなと思う。
1名の発表の時、製鉄カンストなの2名で、それは俺とフレだからだ。個別が無いと、武器のみカンストでも最高武器ができないのだ。
料理・薬剤・服飾・建築と、装飾具の中のオシャレ装備は、生産レベルが上がると露店名が入る。俺はこちらは、『鴉羽クラフト』である。これも地味に有名だ。何せ全部高レベルだからである。
それで、書物は、『スキル書』と『レシピ書』に大別できるのだが、こちらにはペンネーム設定ができて、俺のペンネームは、『黒曜宮』だ。黒曜宮もかなり有名である。理由は、創作技能でオリジナルレシピが作れるのと、スキル書は、全スキルを持っていて、全スキルをスキル書にできる生産レベルなのが、俺だけだからだ。
スキル書があれば、職レベルを上げなくても、複合スキルとかを習得したり、回復スキル1個だけとかも使えるようになるのだ。超値段が高いけどな。俺は基本、売ってない。
ただ、欲しい人が大勢いるのがこれだというのも知っているから、気が向いた時、回復本とか出している。そんな感じで、俺は課金露店にも、公式不可物以外は出せるのだ。
不可物は、スキル書は不可だ。レシピは全部大丈夫である。後、素材単体は出せない。
それと、お店クラン制度というのがあって、これはこれまで共同で露店を出せたものである。
俺は、武器フレとデザイナーフレの、大学が同じな三人と、『桃花源』というお店クランで、本店の『桃花源』と、そこに属している俺個人露店として『鴉羽商會』というのを持っていた。他二名の個人露店がこちらにもあって、デザイナーのフレが『紫月ワークス』で、武器フレが、『エンジェリカ』である。
デザイナーは、それ以外の自分のが『紫月』であり、ゲーム外のリアル&VRブランドが『ヴァイオレット・ムーン』である。俺は、こちらでも、出店の話をしていたから、登録したのだったりする。
まず、桃花源は出す。三人で出すのだが、売り物は、俺が回復スキル書である。スキル書は、キャラレベルを満たしていれば覚えられるし、超需要もある。武器フレは、武器だ。デザイナーフレは、ゲーム内だと薬剤が有名なのだが、実は超上位くらいからじゃないとみんな知らないのだが、『医療用復古聖遺物』という装飾具があって、これは身につけると回復効果とかがあるのだが、その薬剤の装飾具バージョンみたいなのを販売するそうだ。なお、全ての商品に『桃花源』と刻まれるのだったりする。
次に俺は、デザイナーフレと、共同出店する。一つは、アンチノワール×ヴァイオレット・ムーンの、リアル枠組みからの参入だ。もう一つは、鴉羽クラフト×紫月という、アースタロット・オンライン内部からの個人同士の共同店だ。さらに、黒騎士×ヴァイオレット・ムーンで、ゲーム外のVRブランド同士でも出す。その他に、アースタロット・オンライン限定での共同ブランドも出す。それも二個だ。5つやるのだ。すごい。
アンチノワール×ヴァイオレット・ムーンは、そう記載した上で名前は『ルナ・ノワール』がブランド名の、オシャレ衣装&カバンアバター&ジュエリーだ。時計や財布、靴も出す。現実でもう販売しているやつをデータ化して持ち寄って、ブランド名だけ入れれば良いので、七月一日から可動可能だったりする。
鴉羽クラフト×紫月は、『羽月』だ。建築スキルで『インテリア』と、書物スキルの料理レシピ集を置く『ブックス』のエリア、実際に料理を置く『カフェ』があって、その横に『装飾具』のガチ効果が高い戦闘用装飾具を、見た目はオリジナルデザインで置く。レシピ書やインテリアもオリジナルデザインだ。こちらは、『紫羽クラフト』となる。運営会社からの告知は五月にあったから、デザインもゲーム外では終わっているので、六月の二週目からの適用可能期間には、もう準備は終わっているから適用していけば良いので、こちらも七月一日に間に合いそうだと話している。
黒騎士×ヴァイオレット・ムーンは、超高性能装備をカッコ良い見た目で売る。『エクエス・ムーン』だ。装備の靴・手袋・帽子・防具・体装備各種だ。武器は無い。わざとだ。桃花源で売るからではなくて、ここは装備ショップだからなのである。それで、装飾具エリアが各自のオリジナルを置く。ここには俺も、医療用復古聖遺物とかを置く。なお、デザインは終わっているが、ここの用意が一番大変なので、六月いっぱいかかるかもしれない。ただ、七月の一週目までには、デザイン適用まで行けそうだとは話している。
ゲート限定では、『黒騎士の月』という店舗名だ。こちらが、各職の武器&限定オシャレ装備となる。かっこいいコスプレ服店みたいにする予定なのだ。ここは以外と楽だった。俺が試しに作っておいた高レベル武器だとかのあまりを使えば良かった。銘は変更可能なのだ。それでオシャレ装備は、お互いに各レベルを沢山持っていて、そちらはフレもカンストだから、デザイン適用だけで良いのだ。
もう一つが、『紫月featアンチノワール』である。これは、フレのアースタロット・オンライン内部の個人露店と、俺のリアルブランドのアンチノワールのコラボ店である。『POTエリア』が、フレの高性能POTに、アンチノワールのパッケージやラベル付きの瓶となる。他に、フレが現在販売している医療用復古聖遺物の、アンチノワールデザインバージョンとかである。そちらが『アクセ』だ。後は、アンチノワールのデザインでビーカーだとかだが、これは俺の建築スキルで作っている。ギンガムチェックと赤インテリアのオシャレな空間と、温室風のPOTエリアと、大人のオシャレ風のアクセエリアになる。これも準備が余裕でもう終わっているから、六月半ばからはデザイン適用ができる。
店舗もデザイン適用なので、もう完成している。経営スキルで出店数だとかが選べるのだ。スキル(出資額)が高ければ1人何店舗でも可能だ。ただし、共同経営は、外部からしか指定できない。内部からだと揉めるからだろう。それは、お店クランが同じであっても、そう決まっている。
形式としては、キャラを用意して、登録申請する。その後は、店ごとに、経営者追加と資産追加となる。さっきレクスに見せたのは、その共同の新規作成画面である。桃花源を入れての6つは、もう完成している。
個人でも、『鴉羽商會』『黒騎士』『アンチノワール』『黒騎士×アンチノワール』『黒曜宮クラフト』の5つは出すと決めている。黒曜宮クラフトは、リアゲ共通のオリジナルブランドを作るのだ。
迷うのは、フレの場合は、紫月×ヴァイオレット・ムーンをやるそうで、リアとゲームで特定可能とするそうなのだが、俺はどうしようかなという部分である。鴉羽クラフト=桃花源の鴉羽商會というのは、名前で知っている人は多いだろう。
桃花源は、存在が幻視されてはいるが、殿堂入りくらいなら知っている(開始してからの長さの問題だ)。ペンネームの黒曜宮と鴉羽関連は、俺のフレは知っている。フレに渡しているからだ。露店で買った人も、鴉羽クラフトで売ったから、知っているかなと俺は思う。
それで、外部では、黒騎士とアンチノワールは、どちらも俺の名前は同じだから、同じデザイナーのブランドで、リアルとVRで分けているというのは、多分分かっている人が多い。
ただ、これ、俺、アンチノワールは、自分でモデルやった事があるし、独立前には、父上経営の母上の現関連ブランドでもモデルをやっていたから、身バレが怖い。
だって、俺しか社員がいないのだ……。フレは、身バレ上等みたいである。あちらもモデルもしている。
やるとしたら、『鴉羽クラフト×アンチノワール』で、『インテリア』ならば、身バレの心配は、一個消える。建築スキルがある人は少ないし、VRデザイナーで建築やっている人も個人参入は少ないから、需要があるし、アンチノワールはリアルでインテリアもやっているから良さそうだ。
黒騎士は迷うが……まぁ『鴉羽クラフト×黒騎士』かなぁと思った。
思った後、『黒曜宮クラフト×アンチノワール』でインテリアにしようと考え直した。座りながら本屋さんみたいな感じである。スキル書を読むのだ。カフェ併設で、気分的にコーヒーを飲める。それに、黒曜宮クラフトは新設だから、客引きが欲しい。スキル書なら来そうではあるが、逆にその人をアンチノワールに呼び込みたい。うん、良いな。
アンチノワールの店舗と黒曜宮クラフトの店舗の中間に設置する。名前は、『アンチノワール商會』だが、宣伝で『アンチノワール×黒曜宮クラフト』とする。意外と、企業からの個人プレイヤーの声かけもあるんだったと俺は思い出した。生産者への声かけである。一斉送信で応募してくれみたいな企業があったはずだ。
武器デザインとかの問題である。企業は武器を作れないからだ。それを考えると必ずしも身バレしないかなと考え直して、『鴉羽商會Ver黒騎士』とかでも良いかと思い直した。
うん、鴉羽クラフトはフレと出すから、桃花源傘下だけど個人はこっちにして、かっこいい高レベル武器を売ろうかな。桃花源で武器を出すし、良さそうだ。名前もこのままで良い。楽しくなってきた。
アンチノワール商會(×黒曜宮クラフト)は、スキル書準備は終わっているし、アンチノワールのスキル書装丁デザインも完成しているし、インテリアもあるから、準備は完了に等しい。
武器も作ってあるから、黒騎士デザインにすれば良くて、これは楽しい作業だ。武器フレに連絡したら喜ばれた。デザインフレも入れて、ネットで店舗配置会議をチラッと行った。配置が決まった。
エンジェリカ・桃花源・鴉羽商會Ver黒騎士・黒騎士独立・黒騎士の月・紫月。
6店舗だ。その正面が次だ。
『エクエス・ムーン』『ルナ・ノワール』『羽月』『黒騎士の月』『紫月feat』
『鴉羽商會』『黒騎士×アンチノワール』『ヴァイオレット・ムーン』『紫月ワークス』
『アンチノワール独立』『アンチノワール商會(×黒曜宮クラフト)』『黒曜宮商會』で、この隣の二個は、知らないお店が抑えている。
1企業および関連企業というか経営者が同じ店は、連続だと6店舗までなのだ。左右には、もっと沢山のお店が並ぶはずである。ちなみに俺は、そのアンチノワール前の5店舗も抑えている。
1店舗は埋まっていたが、5店舗空いていたのだ。エンジェリカという武器フレの店や桃花源を挟んだ逆の通りの6店舗向かい合わは、デザイナーフレが6つ抑えている。武器フレは、エンジェリカと桃花源しかやらないらしい。
『紫月×ヴァイオレット・ムーン(リアル)』『×(VR)』『(VR独立)』『クラゲ独自』『ヴァイオレット・ムーンのアースタロット・オンライン独自』の六店舗らしい。俺は、黒騎士独自とアンチノワール独自の店舗内部に、それぞれのアースタロット・オンライン独自も置くのだが、フレは切り分けるそうだった。
それもありかもなぁとちょっと思った。暇つぶしにもなる。という事で、アンチノワール独立店の正面に、『アンチノワール(クラゲ独自)』を作り、その横に『黒騎士(クラゲ独自)』を作り、さらに、『鴉羽商會』『鴉羽クラフト』『黒曜宮クラフト』として、こちらは逆に、課金化専用内容の三店舗を作ると決めたら5店舗埋まってしまった。
慌てて次の列を手配したら、3店舗と一つ挟んで2店舗確保できた。6つ単位なので、横にも続いているが、こういう区切りなのだ。これは、レクスとやる用に欲しいと思ったからである。
こうして俺は、共同店が8つ、個人店が12店舗となった……プラス予定が最低5店舗……既に20店舗が決まっている。多いな。
ちなみに、外部からの参入は、デザイン参入のみが、10万円からで、これで生産デザインレベルが、10になる。10だと、外部デザインを内部適用できる。次が、30万円の経営参入で、こちらは生産経営スキルが10になる。
10になると、専用露店敷地と商品50枠がもらえる。普通の露店は都度都度場所取りが必要だったり、30枠だったりするのだが、生産レベルやキャラレベル、露店スキルがある錬金術の職レベルやお店クランレベルを上げなくても、これで良いのだ。ちなみに、お店クランをやっていたメンバー全員がデザイン参入した場合は、生産経営スキル10が自動的についてくる。
クランメンバーは5人までだから、全員参入も結構多いようではある。この時、クランレベルは関係ない。ゲーム内部では、変わらず、クランレベルが高くないと専用敷地は持てないそうだが、課金ブースには固定店ができるのだ。俺達は、無課金ブースにも店舗があるが、たまにしか開けないから鍵がかかっていたりする。
次に50万円で、デザイン30レベルと経営30レベルがセットになっていて、大抵の参入は、これである。生産デザインの30レベルは、内部でのオリジナルデザイン可能となるし、経営30は、1店舗に100枠になるのだ。100商品置ける。さらに、供給用倉庫が50枠貰える。ここに入れておけば、供給が勝手にされるのだ。
それでここからは、まず経営が個別にリアルマネー資産を投入できる。個別に、枠や二個目からの店舗、倉庫などを購入できるのだ。セット売りだと、次が100万円、300万円、500万円、700万円、1000万円、1500万円、2000万円まである。まぁ普通に会社である。
なおこれは、1店ごとなのだ。1人ごとではない。共同店は、共同出資者となるが、金額はバラバラでも大丈夫である。最高は5000万円までで、1人にチャージして、そこから移動となる。
ちなみに、VRビジネスは、超給料が良い。帽子一個のデザインが200万円とかなのだ。だから俺、ひっそりとセレブだったりする。普通に10店舗全部、5000万円の資産を入れた。5億円である。俺、すごいな。ただ、入れただけで、50万円時のデザイン30レベルと経営30レベル以外は、動かしていない。
何買うかとか、どのくらい買うかというのは、まだ迷っているのだ。桃花源と共同も、俺が全部出した。代わりに、共同のアイテム類をデザイナーフレが一気に用意してくれて、桃花源は武器フレがごっそりやってくれたのである。後、登記とかは、デザイナーフレだ。俺はお金と自分提供分の他にはデザインだけで良いのである。
デザイナーフレとは、リアルでも仕事をするのだが、その時も大体こうだ。俺、苦手なのである。お金は銀行から移すだけだから、暗証番号があれば良いからである。かつ、父上達から会社役員をもらっているから、一回に動かせる額が俺以外は5000万円を何度もとか無理なのである。
一応、まだ投入前の5000万円もキャラ保持状態である。レクスと作る用である。なお、フレ二人も、キャラ保持は5000万円みたいだ。何に使うか不明だからだろう。
これは、課金アイテムとはまた別で、課金アイテムはクレジットカードコードで引き落としである。
次にデザインであるが、これはゲーム内部でのレベル上げや、50万円で30レベルまでを買う以外は、それ以降は、資格で変動する。VRデザイン検定という、国際資格が存在するのだが、その資格習得度で変化するのだ。レクスに勧めたものである。日本語版もあるし、内容は各国共通で、VRシステムで受講する。
この検定は、5級から1級まであって、準二級と準一級もある。7段階という事で、これが1つ10レベルで、1級所持者は100レベルとなるのだ。まず俺は、これの申請で、100レベルだ。これは、キャラごとだから、一回で良かった。
そこになってから、今度は個別デザインレベルがある。これは、VRデザイン個別技能検定と同じである。あちらもVRデザイン検定1級からしか習得できないのだ。
これは、衣類・装飾具(アイテムと呼ぶ)・インテリア・室内空間・建築・自然環境・VR独自環境が国際検定であるのだが、ゲーム内部の装飾具・服飾・建築が衣類〜自然環境まででレベルが上がるようだった。
VR独自環境を合わせると、料理と体装備と武器も上がる。こちらは検定がスコア制で250点満点なので、200点以上でそれぞれ300レベルまでになるようだった。さらに、VR学専攻だと、全部150レベルが貰えた。けど俺、スコア全部240以上だから、余裕だ。
薬剤と書物と経営は、学部資格で150レベルになった。それで300レベルで発見したのだが、ここからゲーム内部の生産スキルが再表示されて、あちらのカンスト300の場合、50レベル上乗せで、350になったのである。
参入側メニューでしか使えないし、高威力武器とかは無いのだが、共用の特別レシピだとかがあるのだ。何これ面白い。それを見ていたら、経営は、リアルの会社名登録で、リアル規模により151から300までになると聞いたから、俺は黒騎士で登録した。VRデザイン企業だから、小さいが超儲かっているのである。
さくっと300レベルになり、なんとこれも、お店クランレベルで350になると発覚したので、桃花源で350にした。これは、キャラに登録するから、一個で良いし、レクスのにも適用可能だ。
薬剤と書物はどうするのかなだとか、デザインはなんだろうとか考えていた。そうしたら、フレが、『VR医学専攻の卒業資格登録だ』と発見した。
俺もお祖父様が好きだったのがそれだから持っていたので、やってみたら薬剤が300になり、こちらも生産で上げてあったから350になった。何それ、プロなのか、みたいな謎である。内容を見たら、VR内部の医療装置とか、350からはPSY融合医療装置というゲームアイテムを作ったりとかができるようになっていた。
確かにこれは専門だ……。というか、料理も『調理師免許』という追加項目があるそうで、薬剤は『医師』『薬剤師』もあったらしい。それらでもVR学部卒のようにアップするようだった。経営も会社じゃなくて経営資格でも良いらしい。
じゃあ書物って何だと悩んでいたら、『出版点数で上がった』とフレが言ったので吹いた。フレの同居人は小説家だそうだ。そうしたら武器フレが『論文数でも上がる』という。なんだそれ……。
それで、デザイナーフレが、これまでに掲載経験がある雑誌の総数を入れたら、上がったというので、俺も論文&雑誌コンボ、およびVRインテリアの教科書をひっそりと出版経験があったので入れてみたら、無事に300になった。別にレベル上げしているわけじゃないのだが、気になったのである。
なお、生産のスキル書をカンストしているのは、俺だけだったので(ゲーム内的な意味でも)、俺のみ350レベルになった。これは、課金参入店にのみ販売できるスキル書とかで、フレ二人にあげようと話していた。
なんかこう、看板スキル書とかである。普通は歩いていくか、経営レベルで地図に表示とかなのだが、好きな位置に立てられるらしい。
最後にデザインであるが、デザイン内部からの派生は全部350になったが、大元は100のままだったのである。VR学部卒資格でもそうだ。
なんだろうなと思っていたらフレが、「あれ? 更新したら上がった」と言う。俺も試したら、350レベルになっていた。なんでもこれは、他の7つの横ラインで上がるらしくて、学部卒だと全部150だからデザインも150、他が300だと300になるそうだった。300と280なら、280になるらしい。
というわけで、俺は無事にこちらもカンストして、吹かれた。これ絶対にカンストする必要ないし、しようと思ってもVR専門じゃなかったら無理だ。VRが専門なんてただでさえ少ないし、医学と環境は、より狭き門だ。VR専門学部なんて、海外にしか無い。
国内は、大学院以上の研究室は沢山あるが、大学生とかやってない。ただ、VR系企業は、アースタロット・オンラインへの参入は結構あるはずだ。
国内産だし、一番人気だからである。けど、企業も日本に支社がないと参入できないし、国内でVR参入ができそうなのは、アパレルとインテリアを含めても50社くらいしかないだろう。
けど、VRシステムがあれば、今回は、10万円からできるし、50万円での新規参入が多分かなりあるし、ユーザー側からの企業化もあるみたいだから、既に敷地には、俺達みたいに重複で出す人も含めて、約2000店もある。ゲーム人口は、30000人だから、超多い。
15人に1人がお店? と、思ったが、新規参入で5000人くらい増えていると聞いた。ゲームをやってるのは30000人で、参入でお店関係者が5000人であり、登録だけという形らしい。今後は増えるかも知れないという話だった。
午前三時手前くらいまでそういう話をして、各自品物用意をしようと話してから、解散した。
シャワーを浴びて眠り、俺は朝10時にブランチを食べた。
レクスも起きていたが、先に出前を試したようで、その話の時に、俺は店に登録する前のキャラ情報の話をした。