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そして、俺は、桃花源二名を呼び、俺オリジナルVのため、二人に、生産者名で彼らの評価を聞いた。無論知っている。ガチ語り。さらにデススターロックについて聞いた。
彼ら詳しい。ガチ語り。そこで仲良くなったと暴露。二人吹き出した。それで、一言コメントを貰った。「内密だ」と笑い、二人爆笑。俺はそのまま、橘と生産同盟メンバーが集っている場所へ行った。俺、囲まれた。
だが、都合が良いので、生産者評価とデススターロックについてインタビュー。生産同盟上位者に囲まれていたので、先に人払いをして、真面目に聞いた。ガチトーク。彼らもプロだ。そして暴露。全員爆笑。一言コメントを多数もらい、次に生産中級と初級にもやらせてもらって、みんな和やか。内部だし、ファンも多い。憧れだ。
そして「内密だ」で、やはり吹かれた。生産者は口が堅いから大丈夫だ。さて、レクス&琉衣洲を直撃。同じ事。吹かれた。恐れ多いとガチトーク後に恐縮プルプル。可愛かった。そのまま一言をもらって「内密だ」として、次に父上の元に出かけて繰り返して爆笑された。
さて――面識ゼロだが、猟犬クラウンに会いに行ってみた。握手を求められて感激された。そして同じ事をした。ガチトーク。その後、暴露で和やかになり、一言もくれた。今度、猟犬クラウンとデススターロックと桃花源と黒十字同盟で話そうというのも込みで、「内密だ」で、笑顔をもらった。
その後、武器マニアのハルベルトを直撃。語る語る。そして暴露。吹かれた。一言をくれた。それ、生放送にも貸してくれというから、聞いておくと答えた。続いてヴェスゼスト。ここまでの全員のを見せて一言もらった。締めだ。その後でさらに特別ゲスト、ゼスト。
ヴェスゼストまでを爆笑して見たシーンを撮った後、ゼストが持っている、彼ら商品をつけた状態でコメントをくれた。有難う! これのオープニングに、店舗風景をバババババーンと超光速カットで入れて、商品いくつかチョイスで、さらに『黒騎士によるインタビュー!』と入れて、『先に彼らについてまとめました』とやって、コレだ。そしてインタビュー空間を挟んで、後ろVとして、気に入った商品で動画を作って、画面は黒騎士の商品CM動画の構成を適用した。なんか超格好良くなった。
最後の締め、リアル俺のインフィニティの1枚目のセットで、デススターロック商品の銃と指輪と時計と靴と帽子で決めて、テーブルにデススターロックのマスコットを置き、黒騎士の服を着せた。一瞬しか映らないが。そして、黒騎士画面で『提供』と書いた。うん、良い仕事をしてしまった。二時間の十分ほど前に終了した。
五分前に連絡が来たので、店舗の一つに設置されたVRスタジオに出かけた。
俺――猫耳を希望されて爆笑した。う、うーん。
服も借りて、格好良いし、OKとした。
台本を貰い、ただ、まず、俺オリジナル良いかと聞いた。OKだった。
という事で、流した。店舗まではニコニコ、『その前に』で、硬直。
「「「ぶはぁっ!!!!!」」」
「え、ちょ、え!?!?!?!!?!?」
「こ、これ、これさ!? やばくない!? マジで!? うわぁ!!!」
「嘘、嘘!? え!?」
三人、驚愕しながら、食い入るように見つめた。
最初は、ビクついていたが、その内真剣になり、照れたり感激したり涙ぐんだりした。率直な意見、素で褒めたり尊敬したり、こうだったらなぁもあるし、好きなのはコレだとかもあるし、有名人から初心者までいるし、有名生産ギルドは抑えたし、三人真っ赤だった。照れている。可愛い。
そしてハルベルトまでは、「うんうん」という感じだった後、ヴェスゼストに吹いた。驚愕のまとめだったらしい。出るだけでインパクト。さらには――まだいるのかと思ったが、いないのが逆に不思議だったゼスト、だ、だが、自分達のを持っていてつけている事実にポカーンとしていた。「え、まじで?」「やらせてもらった?」というから、いや、何もしてない、用意時間とかないと伝えたら、泣かれた。
そして最後まで終わり、黒騎士の商品紹介でうっとりされた後、俺のリアルに「ニュースで見た!」「けど、けど、うちの子だ!」「しかも黒騎士着てる!」となって、黒騎士提供画面が終わったら、なんかこう、感動に震えられた後、深々と頭を下げられた。
「本当に有難うございます……」
「「有難うございます……」」
「いやいや。自身持て。大人気だっただろ? みんな知ってる。生産者としても、デススターロックとしても。雑誌は出してない」
「「「……」」」
「嬉しすぎる」
「うん」
「俺、今日、死ねるわ、これ」
「あはは。ちゃっちゃと撮って、プレ頑張ろう!」
「「「はい!」」」
「俺、オリジナルインタビュー終わった」
「「「ぶはっ!!!」」」
「ダメ?」
「良いけどね」
「吹いた。いや、でも、おう。ベンチャーっぽくて逆に良いかもな」
「ああ。なんかこう、肩の力がいい感じに抜けて、いつも通り、自由にできそうだ」
「それ。本当それ」
「うん。ゼクス有難う」
「「有難う!」」
「いやいや!」
「なお、俺達も、さっきまでのあのまんま流していい?」
「ぶはっ、え、俺は良いよ。お前らは、じゃあ、雑誌と企業を一致か?」
「うん。頑張れる気がする」
「うんうん。あ、後、さっきの一言コメVTRをハルベルトが生で流したいっていうから、良い?」
「「「ぶはっ」」」
「い、いいけど、逆に良いの?」
「うん。有難う――じゃあハルベルトに送る――ったら、明日の九時からやるって」
「「「ぶはっ!!!」」」
「他部分は、サイトとしよう――という事で、俺はアバターをチェンジします。ほい! そしてガチインタビューに入ります。ええ――皆様、よろしくお願いします」
「「「よろしくお願いします」」」
「という事で、デススターロックの、梟さん、蜩さん、虎鉄さんに、本日は、黒騎士の代表のゼクスが、インタビューをさせて頂きます」
「「「!」」」
俺が、一応出来る、モデル風インタビューっぽい顔と声に切り替えたら、一瞬彼らが緊張した。吹き出しかけたが、俺はツラの皮が厚いので、超イケメンクールな、ダルっとした顔をしてから、ニコッと笑った。三人が弛緩した。椅子に背を預けて開始し、乗り出した。テーブルがある。位置、完璧だ副。彼ら制作の服を格好良く俺はアピールしながら、小物や靴もキラリとしつつ、インタビューした。今は、モデルだから、アピール、それが仕事だ。たまに、ニコっとしつつ、ダルダルのクール。多分、猫と超ギャップ。だけど頭は猫耳。多分、俺とフレは爆笑だろうと思ったが、レクス動画も多分、猫耳はこのキャラだ。生産者の顔と、企業家の顔、ベンチャーとこれまでの話、あちらが用意していた見本を挟んだりしつつ、俺は、『このトークインタビューは、国内では初だし、日本人も初だ』とかアピール。一瞬、二名が止まり、副は頷いた。
そして副が説明してくれて、二人若干焦った。そう、これは実は、黒騎士の本社である『エクエス・デザイア』というお祖父様グループの直轄会社の現代表取締役が俺の、VRデザイン世界No.1の国際的な企業が、『若手VR実業家』に行っているインタビューで、ここに出た企業は、大体世界で伸びると評判の、っていうかこれに出たら、この世界の大手名乗って良いとかいうインタビューなのである。デススターロックのキャリアは、十分大丈夫だと俺は判断したし、一応話した父上もOKだった。アースタロット・オンラインをやってあげないのかと言われたがスルーしておいた。まぁ機会があれば、だ。ちなみにこれ、不定期生放送だから、もう放送している。録画は、本社、黒騎士には自動的に上がる。父上が、レクスのサイトには上げておいてくれる事になっているから、多分そちらでも既に流れている。「という事で、」からである。これ、いつもだったりする。
で、「反響見てみるか?」で、副がゴクリ。他二名は生と知らない。
俺が、VRモニターにて、ここ映像と、コメ欄を展開。
超来ている。全世界のファンから。各国語は、VRにより、上に日本語字幕だ。
勿論日本からも来ているし、『アースタロット・オンライン』からも来ている。
エキストラとトルネードとアクエリアからも来ていて吹いた。
期待している系と、既に先を行っている、とか、だ。
猟犬のリアル企業側からも来ていて、会議楽しみだというので、それも説明して、全VTRは今後、『雑誌企業』でも流すとダルっと宣言。これに日本人コメ爆発的に増加。みんな尊敬と感動である。あれもあれで、VRベンチャーと言える。そこで今度は、VRのメディアについてに話題チェンジ。
国内外に触れる。そして調査済みの俺は、医療ネタに持って行き、VR専門医の政宗先生に触れたら、驚愕しつつ、その顔は専門家であり、語ってくれて、お互い話もあった(お祖父様のシステム)。それから、息抜きコーヒーとタバコを出して、黒曜宮クラフトと呟きつつ、こちらも調査済みの榛名博士に、VR内部感覚システムの味覚を振って、驚かれたが、政宗の件で準備済みらしく、笑顔で回答された。感謝だ。
そこから設計に持って行き、メインの副である。俺が、レートレーダシステムを使っていると話したら、副が今度はきちんと語ってくれた。良いよな、と話した。俺が褒めると株価が上がるそうで、もう上がったみたいだった。
そして『だけど今回のメインのデザイン。今着てるけど、俺はすごい好きだ』とアピールにより、続いて武器に移った。そしてコンセプトやデザインと機能性、ユーザビリティの話をした。コメント画面はさらっと消してある。そして、『ちらっとだけ、先行公開で閉めます。有難うございました』と口にして、ドーンと俺の〆および、ヴェスゼスト&ゼストのチラチラカットで、ラストは本社のインタビュー〆を出した。
終了である。
父上から、『今までで歴代三位』という報告を貰い、副とデススターロックの株価を聞いて、うんうん、と思い、それから彼らを見た。ホッと、していた。
「お疲れ様です! 俺はもどる」
「「「有難うございました……!」」」
「こちらこそ! すごかった。父上情報を出す。あと、コメント全部も送った」
「「「……」」」
「いや、待って、マジで? エクエス・デザイアの代表……?」
「俺やばいんだけど。どうしよう。国内外のデザイナーフレから問い合わせしか来ない。え、え、え? いきなり過ぎて、俺、その……インタビューって、形式は想定していたけど、けど、まさか本物だとは思わなくて……あの」
「俺倒れそうです……」
「いつもこういう感じだから、俺的には良かったんだけど、なんかゴメンな。俺、ほら、思いついたら、なんか、的な」
「「「ぶは」」」
「やばい、猫の落ち着きのほほーんと、モデルギャップが凄すぎる。猫耳なら行けるかと思ったら、迫力パなくて無理。イケメン」
「オーラが違った。猫オーラも独特だけどさ」
「俺やばい……心臓がやばい……」
「あはは。大丈夫だ。タバコでも吸ってくれ。アクセス殺到みたいだな。やりがいがある! 楽しみだ! 張り合いが超ある! 切磋琢磨! というのは、俺はあんまりよくわからないんだけど、デザイナーのフレできるとテンションが上がる」
「いや、フレとか恐れ多すぎる。さっき申請頼んだ自分の勇気が今思うとありえない」
「「うん」」
「ぶはっ、そういう事を言うな。俺別に普通だから」
「「「どこが?」」」
「ちょ、素で返すなよ。俺、ほぼ、ぼっちなのにこれ以上ぼっちにするな」
「「「ぶは」」」
「っていうか、レクスから『トークできたのか!?』って来て吹いた」
「「「ぶはっ」」」
「ゼストから『ドラマやれるじゃん! なんで断ったし!』って来た。やらない」
「えっ、俺みたい」
「「俺も」」
「無理無理。俺、コミュ障だから、セリフとか喋れない」
「「「え!?」」」
「何、えっ、って」
「いや、ありえないでしょ」
「喋りうまいよ」
「うん。口下手じゃないからな、お前」
「あはは。っていうかさ、アンチノワールと黒騎士にさ、今着てるこの服の問い合わせ来てるんだけど、お前らって委託販売もやってる? やってない? やってたら置かせてくれ」
「やってないけど、今すぐ始める用意がある。VRなら」
「あ、頼む。納入コードとバック口座これだ」
「っていうか、逆に良いの!?」
「うん。わぁ、有難うな。VRシティに広告が一分後に出るから見てくれ」
「「「う、うん……」」」
こうして、ドーンと『デススターロックIN黒騎士ORアンチノワール』として、さっきのインタビューカット付きで、エクエス・デザイアの画面も入れて、服の委託販売を流してから、さらに一瞬だけ全画面を占拠して、終了後は固定した。
VRシティは、実は俺が作ったから、この辺が自由なのだ。三人はポカンとしていた。ついでに、橘&アンチノワールのテレビCMをデータ貰っていたので流したら、橘から感涙チャットが届いた。父上よりひそやかなる大企業の俺、なんかもうそこまで行くと一周回って普通対応だわと先に謝ると言われて吹いた。
なんか、明日の朝の『ビジネスニュース』は、この話題で一色らしい。もう既に、検索エンジンは全部トップだが、新聞の朝刊も一面らしい。俺完全にもう、ゲーマーとかデザイナーとかモデルより、『エクエス・デザイアの代表』となっている。なんか先の三つは、完璧主義者の趣味扱いされている。違うのに。俺は結構適当だ。何とも言えない。
「反響がやばすぎる……」
「俺、医学フレのVR内外から、連絡きまくってる」
「俺も研究室の関係者から何から怒涛だ……」
「お前らすごいからな」
「「「いやいやいや」」」
「真面目に。お祖父様、政宗を紹介しろと言うし、父上は榛名の木の匂い研究を会社で再現したいって最初にインタビューの話したら言ったし、副のシステムはもうグループ全部で入れてるから、システム班の各社代表が副紹介しろと言う。俺がインタビューしてもあんまりこのケースは無い。自分達でコンタクト取れって言っといたから、多分行くと思うけどスルーしても大丈夫だ」
「「「……来たら絶対返す!」」」
「そうか、喜ぶだろう。後、そう、俺さ、橘と、後榎波って分かる?」
「「「分かる」」」
「うん、その二人と牢屋カフェやるんだけどな、お前らも一緒にやらない? って、榎波がうるさいから、今からチラ見だけでもどうだ?」
「「「お願いします」」」
こうして俺達は、牢屋カフェに行った。榎波と橘がいて、両方フレになっていた。そして中に入り、三名が悩んだ顔になった。暖簾の時点ではワクワク、料理の見た目に頭ハテナだ。食べたり飲んだりしたら笑顔だが、見た目で食欲が劣るらしい。
それで、服の店員アバターの歩行する髑髏の服と、その他も全部の共通の帽子とネクタイを榎波が彼らに希望した。彼ら、超喜んで提供してくれた。後、匂い相談で、榛名にやってもらったら、さっきまでより食欲が出た。
父上、早速榛名に、そして政宗にお祖父様が連絡を、さらにグループ代表のシステム担当の役員が副に連絡をとっていたらしく、密やかに「マジだったんだ」とガクブルされた。俺知らないから笑顔で乗り切った。
そしたら榎波が、「ロイヤル三つ星のリアルのを食べに来ないか?」と言うから、「作りに来て欲しい。家で食いたい。マンション一階に入ってるから、厨房あるだろ」と言ったら榎波に吹かれた。俺、ヘビーユーザーにつき、特定余裕でされた。そしたら「じゃあ明日行っていいか?」とか言うから「俺はいいよ。橘は? お前ら三人は? VRの仕事はうちで出来るよ」と言ったらめっちゃ焦られて、まず橘が「お邪魔します」で三名が「オフィスも見学させてください」と決まった。「あ、俺、東京の京王線の調布」と言ったら、全員都内だったので良かった。
しかしなぜ調布チョイスなのか聞かれた。いやなんとなくと事実を答えた。
レクスに話したら、琉衣洲も呼ぶそうだった。OKして、これを五人に伝えた。時間は、午前十一時に俺宅(8階南側を伝えた)である。もう二時だ。寝た。