7
キッチンで冷蔵庫から、紙パックだけど超高くて美味いお茶を取り出して、氷入りのグラスに注いだ。
ミントを載せて、ストローと共に運んだ。「有難う」と言ったレクスの前に置き、席に戻ってタバコを銜えた。
「美味しいだろ?」
「あ、ああ……うん、ちょっと落ち着いた。そ、そうだな、色々聞きたい事しかないが、お店だな。ああ、そうだな。俺は、ショップ店舗が一番需要があると思うが、俺は作れない。建築スキルのオリジナルデザイン店という事だ」
「あ、それ良いな。思いつかなかった。俺が作るから、レクスが受付と管理と設置と配布に行ってくれるか? 仕事多い?」
「いや、兄上がやってくれるならば、寧ろ俺はそういうのは大得意だ。後、相談だが、逆に無料のゲーム内部側でも、家需要は死ぬ程あって、お金というよりスキルの持ち主に巡り会えない場合が多数だから、そちらでも、できるならばやりたい。そちらは、ギルドホームの大・中・小の、建築レベル15・10・5の、デフォルトで良い。あえてデザインは無しで、デザインと他サイズとショップ店舗をハーヴェスト課金店で出す。ダメか?」
「良いけど、数によるな。素材代込みで売るとして、敷地は各自用意か? 移転できるモデルルームをいくつか作って、それを移転売りパターンか、お金を貰うたびに作るかでもちょっと違ってくるしな」
「モデルルームで、大を5、中を20、小を50とか建てられるか? とりあえず、無料の方の話だ。ちなみに敷地は、ユレイズで俺がそれ用を買える」
「デフォルトだと、大中小全部10個ずつ、俺の個人宅敷地に移転可能な作成済みがあるんだ。それで、中に関しては、三時間で一個、小は三十分で一個作れる。大は三日だ。と言っても、製作開始して放置で完成だから、その間は、建築の建設スキル以外は使える」
「――大を3個、中を6個、小を10個、最初に設置して、以後、毎月大5、中10、小30作って欲しい。こちらが理想で、さっきのは無茶ぶりだ。まさか普通に返されると思っていなかった。理想さえ通らないのを前提で言った」
「ぶはっ、そうだったのか。分かった。じゃあ、俺の使用地に、7月分の大中小からは置いておく事にして、レクスが用意してくれた所にそれを置こう。お店クラン作るか? 今、新規参入記念で、二個目作れたよな? 他と作る予定か、もう作ってたりするか?」
「無い。作りたい!」
「そうか。じゃあそうしよう。ハーヴェストで良いだろうな。それだと課金との共有倉庫も置けるから何かと楽だ。ハーヴェスト系列は全部見られるしな。内外から」
「有難う兄上!!!! 課金の方、オーダーメイドのギルドホームやショップホームは可能か?」
「例えば、リアル店舗再現系なら、VR環境資格あるから完全に可能だ。オリジナルデザインの場合は、案持ち込みなら行ける。俺オリジナルの場合は、10パターンくらいから傾向を選んで、そこから詰めるのが良いかもな。チェックシート付けて、欲しいのをチェックしていくと、こう、なんか見本ができる感じで、VRショップのアバターチェンジみたいに、VR内部の半VRモニターで完成図閲覧をしながら、というのが良いかもな。持ち込みも、半VRモニターで再現可能デザインのみ。つまりこっちは、生産の建築スキルが無くて作れないデザイナー用。実はこっちは、課金スキルがあるから、10分くらいで建てられる。内装もショーウインドウも無いけど、それは、アンチノワールとか黒曜宮クラフトとかで売るはずだ。それでVR空間に保存可能だけど、受け渡しは必ず人が必要だから、それはレクスにお願いしたい」
「分かった! そうだったのか……勉強になった! 月に1軒と思っていたが、1日1軒も行けるのか?」
「行けるな。逆に俺はまとめて作れるから、週に5軒としてもらったら、週頭にレクスに5軒渡せる。週休二日の場合な。レクス次第だな、逆に」
「週に5軒でとりあえず考えてみる。それは七月の一日から可能なのか?」
「うん。そうみたいだな。ただ、建築を売る人ってあんまりイメージ無いから、こう考えると、デフォルト店舗の人が多そうだし、その一週間は飛ぶように売れるかもな。デフォルトが3パターンしかないから、ガツガツ、作るか? 商業モデルハウス的なの。ギルドより、最初の週は売れそうだ。こっちは敷地いらないしな。内部の半VRモニターで見る形だ。オーダーメイドは、次の正式からとして。ギルドホームは、レクスの敷地に先にあるので良いだろうし」
「そうだな。それが良い。兄上、作ってくれ! 俺はショップの建造物とかイメージすら沸かないから、任せる。売るのは任せてくれ」
「あはは、分かった。明日の夜か明後日の明日に一覧を渡すから、何かあれば言ってくれ。次――武器&装備の希望物を最初に考えよう。各職は、俺イメージ、こう、専門店だけどコスプレ店みたいな感じだから、なんか別枠が良い。そうでもない? レクスはどんなイメージだ?」
「ぶはっ、言われるとコスプレ店で大正解だ。ああ、そうだな。一般的な武器&装備で行こう。ええとな、俺が置きたい汎用のそれぞれがこれだ」
「仕事早いな。うん、初心者の武器と装備は、これ全部採用で良いだろう。俺、ここにあるの以上に思いつかない。寧ろ俺が思いつかなかったのも多数だ。200〜250と250〜280は、武器は各職のメジャー武器×3で、装備が×2か」
「欲しいという意味でメジャーな武器だからな。高威力。持ってると幸せな武器だ。全然手に入らない。装備は、安定系と定番だ」
「そうなのか? 知らなかった。俺、なんていうか、ここの所、属性武器ばっかり頼まれるから共通武器って全然分からないんだ。分かった、用意する。それと、280〜300は、これは逆に属性武器だな。各職2属性だから20個か。装備はメジャーだ。これも欲しいから的な?」
「その通りだ。各職の属性も、この属性武器死ぬ程欲しい、と、されるものだ。聖職者の光と癒し、魔術師の氷と雷、この辺は特にそうだ」
「うんうん、属性武器は分かる。俺だって欲しいと思うからな」
「装備もメジャーだ、が、まぁ、普通にゼストが使っていた、とかもあるな」
「ぶはっ、なるほどな。300以上は――……各2種類300レベル武器か。けどこれ、武器スキルは280で作れるな。かつ、2種類の内容からはチョイス理由が分からない。教えてくれ」
「伝説とされる誰かが使っていた有名な武器だ。各職の。暗殺者ならゼストとルシフェリアの一個ずつ」
「ぶはぁっ、そうなんだ? 俺、知らない。へぇ。あ、けど、使ってたかもな。うん、僧侶っていうか、クラウが金掌の錫杖を愛用してるのは分かる」
「もう俺は、クラウと知り合いだと聞いても驚かない」
「あはは。うん、そうだな、フレだけど、うん、じゃあこの20個も揃える。後は、とすると、装備もこれ、伝説の誰かのか?」
「そうだ。一種類ずつなのは、ハルベルトの職ブログに一種類しか書いてなかったからだ。俺は詳しい事を知らない……」
「ぶはっ、ちなみにこれも、デフォルトの方が良いのか?」
「いいや、これはオリジナルで良い。パクリだらけになって伝説当人も困るだろう」
「ぶはああっ、分かった。何個ずつ置く?」
「300以上は、ロック1で、4売り。以後、1はロックで、280以上が10、250以上が20、200以上が50、初心者が100……多いか? 個数だ。枠じゃなく」
「ええと、280と300は、俺が倉庫にあるから、デザイン考えるだけでOKだな。今後の生産はちょっと検討だ」
「本当か!?!?!!?!?!? 俺、俺、死霊術師が欲しい……」
「あはは。見本に使う用にあげようか? 鴉羽銘だけど。フレにも魔術師」
「良いのか!?!?!?!?!!? お願いします!!!!!」
「うん、良いよ。フレのレベルは?」
「キャラ304で、魔術師が302、暗殺者が289だ。俺の暗殺者は267だ」
「そうか、じゃあ300以上の見本の死霊術師と魔術師の武器&装備と――どうする? 暗殺者武器の280見本と250見本も1種類ずつくらい渡そうか? 暗殺者なら250レベルの見本武器もすぐある」
「頼む!!! 欲しい!!!」
「ああ、いいよ。じゃあ決め終わったらVR内部で、ハーヴェストの露店倉庫に入れる。俺もアースタロット・オンラインにその時入って、ちょっと倉庫とかの内部確認する。という事で続けよう。あ、アクセの学習資料、さっき黒騎士のと一緒に送ったのわかったか?」
「ああ! フレのリアル連絡先に転送済みだ。今あいつは習い事のはずだ」
「そうか。分かった。ええと、なんだっけ、250か?」
「うん」
「250のリスト武器は、作れるけど持ってたかは不明。一個5時間くらいで出来て、放置で完成する。ただ、課金スキルで、複製が一日5個まで可能だから、1個作れば、5個複製できる。それでこれは建築と並行可能だから、一緒にできる。多分持ってるのもあるから、大丈夫だ、間に合う。それで、200〜250は、三十分から一時間で作れる上、複製が一日30個だから、逆に余裕。初心者は、15分で作れる上、一日に50〜100が50個、1〜50が100個複製できるから、こちらはもっと余裕だ。効率というか、数的にも、初心者・200・250の順番で用意しようと思う」
「す、すごい!!! わ、わかった!!! え、俺とかも、複製は可能なのか?」
「レベル1〜50は、オシャレへの扱いと同じだから、経営スキル50で、一日50個のはずだな、多分。だからこれ、同じのを10個作って、1個ずつ複製すると、500個になるという仕組みのようだ。1枠は99個な」
「すごい!!!!!!!!!!!」
「そこから先は、多分個人のスキル依存だな。試してみてくれ。店舗じゃないと思う」
「わかった!!!」
「各職店は、どうする?」
「伝説・殿堂入り・超上位・上位の見本1種類ロックで、上位の見本と同じの2個ずつ、高レベル280程度の装備3種類、中レベル180くらい5種類、低レベル60くらい10種類ずつ! こちらは逆に兄上のオススメが良い。無ければ倉庫にあるもので良い。オリジナルデザインが良い。みんなの憧れみたいなのを目指したい」
「うん、わかった。努力するけど、期待はするな」
「期待する。期待しかしていない。貴族衣装と和服とゲーム風も兄上のオリジナルデザインが見たい」
「わかった。やってみる。店舗はあれで大丈夫か?」
「大丈夫だ!」
「後は、ブランドのマークだな。何か希望はあるか? 無かったら、案をこれは明日の朝までに俺が出すから、そこから改善としたいな」
「それで頼む!」
「うん。じゃあ、解散として、俺はハーヴェストの倉庫に装備入れた後、自分の倉庫確認と時間かかる生産品は作成に入る。ログアウト中も作成されるから、長時間のものに入ったら、デザインする。内部でも企業画面に接続可能だから、デザインも内部でやってると思うから、連絡は、フレリスからしてくれ。自分のホームでやってると思う。もしも、モデルルーム今日建てる場合は、それも連絡くれ。ハーヴェストのお店クラン露店は、後で話してから建てよう」
「わかった!! 内部で連絡しない場合は、明日の朝十時に」
「ああ。ブランチの手配は、俺と同じで良いならこれからずっとそうする」
「頼む!」
「うん。じゃあまた後でな」
こうして俺達は別れた。
結構テンションが俺も上がった。
なんだか楽しい。
10階に行き、専用室でログインした。
ちなみにR18制限だが、タバコも内部で吸える。
俺は見た目が、黒い猫である。
二足歩行だが。
装備を早速倉庫に入れて、フレリスでチャットを送ったら、大興奮でチャットが返ってきた。文字である。視界にチャット表示スペースがあるのだ。
戦闘時などは、消去可能である。とりあえず、すぐにできるけどそこそこ時間が必要でもあるショップ店舗の建築と、初心者装備類作成から取り掛かった。倉庫チェックは並行して行っている。
基本的に、素材を取り出して課金倉庫に送り、そちらで複製して増やすという作業だ。個人的に、これが一番有難い。素材に困らなくて済むし、素材による倉庫圧迫も今後は無いのだ。
なんかレクスと文字チャットは続けたままで、ダラダラそれを行った。
というのは、レクスのフレが習い事終了で、VR学習素材を確認したお礼が一つと、黒騎士のデザイン提供に号泣感謝と、家にも感涙と、なんかそういう話をされた事からである。
それで思い出して、デフォルト状態だが、15種類の魔道書(武器)を送ったら、もうなんか硬直驚愕絶句畏怖みたいな、そういうのが、返ってきた。黒騎士だけでも鴉羽だけでも尊敬しているのに両方だったという驚きを貰ったらしい。吹いた。
そこから、レクスと琉衣洲の相談に乗りつつ、俺は自分の作業をしたのである。琉衣洲の方は、家族による課金制限以外は無いそうで、良いのか不明だが、夜の三時半過ぎまで、レクス経由で話していた。
俺は11時過ぎくらいからデザインを開始していたので、武器&防具系は、やはり3パターンにより見ればどれか分かる感じ、そこに四パターン目としてハーヴェスト、ハーヴェストのみの家のマークで五個、各職の10個、ハーヴェストの衣装パターン3つ、ここまでで合計18デザインを作った。数で言うと、25種類である。
1個はハーヴェストまとめ、だ。さらに、チャット相談で、レクス単独・琉衣洲単独・黒十字同盟、レクスの本装丁、琉衣洲の本装丁を作成して、30個作って、寝た。二人が起きていたかは知らない。
そして翌朝、九時半過ぎに起きて、シャワーを浴びた。レクスは起きていたが、徹夜では無さそうだった。デザインの勉強と武器デザインの試作をしているようだ。着替えてブランチをテーブルに運んでもらっていると、レクスも出てきた。コンシェルジュさんが帰ってから、俺はコーヒーをまず飲んだ。
「いただきます」
「いただきます! ご飯も神だ……」
「あはは。調子はどうだ?」
「ああ、壊れた刀が完成した。昨日よりは、剣らしいから個人的には満足だ」
「うんうん」
「琉衣洲と話して、あちらも午前中は、デザインをVR学習するそうだから、俺も勉強と準備をしようと思ってる。兄上も空いている時間は、やりつつで良いから教えてもらえないか?」
「ああ、分かった。じゃあ、今日から午後に生産の内部で必要なのはやろうかな。外部は午前中としよう。メリハリついて俺も良いかもな。夕食は戻る。ただ日によるし、今日からもう、そうとは限らない。そうだ、デザイン、一応昨日話した今朝まで予定の草案だ。どうだ?」
「!!!!!」
俺がテレビに外部接続で映したら、レクスが感動したように目を見開いた。
「早い、すごい、うまい!!!!」
「ははは」
「俺はこれを全て採用で良いと思うけど、何か兄上的にあるか?」
「んー、俺的には一応良いかなと思ってから草案としてるから、レクスがOKなら俺もOKだ。良かった。出す時が一番ドキドキするんだ」
「そうなのか。俺はOKに決まっている。すごいなぁ……」
「後な、個人向けのショップ店舗は、こういう感じで10パターン。企業向けが7パターン。2階付き個人が5、企業向けも5。これはもう建ってるから売れる。OKなら、複製する。ちなみに家具は、アンチノワールとかのサンプルで、アンチノワールとかで売る」
「すごい!!!!!!! というかこれ、家具付きで売れないのか?」
「売れるけど、高いだろ? 多分、安い方が良い人、結構いるぞ?」
「そこをチェックシートで」
「あ、なるほどな。分かった、じゃあそうしよう。VRモニター配置だから、倉庫だけアンチノワールとかのインテリア倉庫に接続すればOKだ。収入は、ハーヴェストに入る」
「分かった。しかし兄上、仕事が壮絶に早いな。何というか、確かにアンチノワールのモデル時は、できるクールな大人系だったが、話しているのを見る限り、優しそうで、何というか、切れ者には見えなかった。おっとり風だ。だが、実際にはズバッと切れ味が良い感じで、俺は涙が出そうだ。意地悪さを抜いた父上という感じだ」
「ぶはっ。父上、仕事できるけどやらないのも得意な愉快犯だよな」
「全くその通りだ」
「苦労していそうだな、レクス」
「ああ。父上は、上手だ……」
「ぶはぁっ、分からなくはないな――ええと今日は、レクスとの共同26店舗の家以外のデザインを外部で俺はやる予定だ。それで、昨日のレクスがくれたリストのゲーム側デフォルトデータを内部スキャンして外部でデザインをいじったりできるようにしたものプラス装飾具だけ50までのレシピ、武器は30までのレシピからの作成可能物で、俺が持ってたのとか有名なのとか、全部ではないけどスキャンデータを取ってきたから、そちらはハーヴェスト経営側に入ってる。黒十字同盟でも使ってもらって良い。VRの学習システムでいじれる」
「兄上有難う!!!!! うわあああああ!!!」
「デザインマークも送ってあるから、それをポンと押すだけでも、課金販売可能だ。それで、値段なんだけどな、俺はこれが一番わからないんだ。アースタロット・オンラインの運営会社からの見本値段設定は、経営者画面で見られるんだけど、俺的にはレクスに一番ここを見て欲しい。プロだしな。フレだとイリスは、他のVRショップ街の市場調査して検討するけどRPGだから、迷ってるって言ってはいた。海外例だと、交流層が増えてショップ街化する例と、ガチガチのユーザーが多い限定街パターンで二極らしい。両方というかプラス中間が、どのくらい来るかなと話していたが、俺はさっぱりだ」
「分かった。努力する。内部需要は任せてくれ。初心者から高レベルまでは分かる。上位からは分からないが兄上がいる。ただ、外部のVR企業系の知識が俺は弱い。仮想シティデータの収集から始めるが、兄上、同業者やVR企業の資料があったら全てくれ」
「わぁ、有難う、すごく助かる。ええとな――下の階の、実家関連のオフィスに、各街の店データとか、販売物データとか、デザイナー名簿とか色々ある事にはあるんだ。ただ、俺、すごく苦手だから、全然見てない。存在するだけに等しい」
「自分の半VR展開PCを持ち込んでも大丈夫か?」
「ああ。よろしくお願いします」
「任せてくれ。出来ることがあって良かった。ただし、意見がある場合は絶対に言ってくれ」
「わかってる。ただ真面目に俺無いと思う。普段も、父上の会社の人に値段の初設定頼んでるからな……類似の新作は同じ価格だしな」
「そうだったのか。俺としては、丁度良いと思う、アンチノワールは。黒騎士に関しては、VRではあまり買い物をしないから不明だが、あれがリアルに売っていたらと考えるなら俺は安いと思う」
「あはは、そうか。VRは特に全然分からないから、助かる。なんか、アースタロット・オンラインは、事前にはユーザー層情報とかは公開が無いらしくて、正式開店の時に、出店店舗一覧と商品内容統計を出すだけみたいだ。その時も、ユーザー情報が出るかは不明だ。ただ、八月一日に、売上とか売れ筋とかは発表あるらしい。経営者メールボックスに入ってると思うから見てくれ」
「分かった」
「とりあえず、そういう感じだな。レクスは、他に何かあるか?」
「夜に一度、ハーヴェスト関連の方の用意状況だけ知りたい。その時に、もし傾向を何か見て、今は俺は内部需要しか考えていないから、外部で思いつけば話す」
「分かった。有難う。よし、じゃあ俺はごちそうさまだから、レクスのデザイン室の隣の隣でデザインする。何かあったら言ってくれ」
「ああ。有難う。俺も終わったから、まず少し下の資料を見てくる。勝手に入って良いんだったな?」
「うん。よろしくお願いします!」
そうして俺達は別れた。