【六】俺、モブでいいんだよ! なのに、まさか!(SIDE:シノン)






 ……休憩していたら、神様とカフェで会って、しかも、しかも、しかも!
 相席してしまった!

 帰路に着きながら、俺はドキドキする胸中を、必死で収めようとした。
 だが無理である。
 いつも気怠そうな顔の神様が、今日は雑談をして、少し笑ってくれた。

 俺、神様に認識されてたんだなぁ……。
 セギ神、好きすぎる。ああ、早く物語をもっと読みたい。
 でも……明日からまた忙しくなるんだよなぁ。ブラック、辛い。