長編(完結) - 異世界王道系
兎獣人のはずなのに、俺の耳だけ三角形。
白兎族のみんなは、白くて長い耳をしているのに、俺だけ黒くて短くて三角形。そんな、みんなの中で浮いている俺のもとに、ある日、大陸で一番大きな国を治める森猫族の遣いの人がやってきて「貴方は黒猫族の王族です」と告げた。※総嫌われからの総愛され、獣人のお話です。
転生先は、秘書官C(魔王直属)
魔王様の秘書官をしている僕は、常に危機と隣り合わせで記録をとっている。怪我が絶えない。魔王様の機嫌を損ねてはならないし、勇者パーティとの戦闘で死ぬのも回避しなければならない。神経をすり減らしながら過ごしていたある日、派手に怪我をした僕は、勇者パーティの医術師に助けられた――異世界ファンタジーです。
星巡りの詩
「悪いんだが、後宮に入ってくれ」と、言われた僕は、焦った。僕は男である。父の話によると、何でも貴族社会に同性婚制度を根付かせるために、王族自らが同性を後宮に迎える事にしたそうで、その候補に僕が選ばれたらしい。暫くしたら離縁しても良いそうなので、大人しく暮らそうと思っていたら、何かと嫁いだ相手には蔑まれ、他の側妃には虐められるが――……※持ち前の鈍感さで乗り切っていく主人公のお話です。
左遷先は、後宮でした。
外面は真面目な文官だが、週末は――打つ・飲む・買うが好きだった俺は、ある日、ついうっかり裏金騒動に関わってしまい、表向きは移動……いいや、左遷……される事になった。死刑は回避されたから、まぁ良いか! お妃候補生活を頑張ります。※異世界後宮ものコメディです。
勇者パーティを追放されたら、ハズレスキル『孤独耐性』の使い方が判明しました。
魔王を討伐するための勇者パーティのメンバーに神託で選ばれたものの、利用方法不明のハズレスキル【孤独耐性】しか持っていない魔術師の俺(ジーク)は、まったくの足手まといだった。役立たずで、戦えないからレベルも上がらず、食料を減らすだけの無能力者とみなされ、ある日ついに勇者パーティから追放される。だが直後、【孤独耐性】の使い方を理解し、俺は難攻不落のダンジョンに、一人でこもる事が出来ると分かった。皆孤独に耐えきれずに途中で出てくるダンジョンを、一度どころか何度もクリアした結果、気づけば俺のレベルは最高値に達し、ランクはSSSになっていた。なお、まだ魔王は討伐されていないらしい。パーティに戻るつもりはないけれど、最強になった今こそ、人の役にも立てるはず? だけどずっと一人だったから、いまだに俺は童貞である。※タイトル通りのお話で、RPG風の異世界現地人ファンタジーです。魔王×冒険者(魔術師)。同性同士の妊娠・出産が可能な男性のみの世界ですが、具体的なそれらの描写はありません。
沈黙のお茶会
父没後、母が叔父との熱愛により、『俺が次期侯爵のはずじゃなかったのか?』となってしまった国王陛下の雑用係(直属部隊の隊長二十三歳)の受難の日々。※宰相×雑用係魔術師、異世界ファンタジーです。
もしも生まれ変わったら異世界へと思っていたら、転生先も俺でした。
王位継承戦争に敗れた第二王子こと俺は、悲惨な末路を辿った。もしも生まれ変わったら異世界で幸せに生きてやると思っていたのに……目が覚めたら記憶を全て持ったまま再び『俺』に生まれていた。もう凄惨な人生はごめんだ。スローライフこそmyジャスティス!
魔王配下の脇役D
魔王配下の俺が、勇者に一目惚れされた(らしい)。結果として、勇者の仲間に一目惚れしていた魔王様に、その相手と交換で勇者へと差し出された……ところから始まる異世界ファンタジーです。
垂れ耳狼と番
狼獣人であるにも関わらず、耳が垂れていて犬獣人と間違われてばかりで貧弱なサピアは、ある日、人間が経営する冒険者のための酒場で働く事を決意する。そこに来る常連のルクスに愛を囁かれ―― ※人間×獣人の甘い異世界ファンタジーです。
エルシア学園の魔法
それまでは平民として花屋で暮らしていたカルナ。ある日、魔力量の測定試験で良い成績を出し、急遽魔法学園への入学が決まる。全寮制の男子校であるエルシア学園で、同じ寮の部屋になったのは、学内で絶大な人気を誇るヴェルディだった。第一印象はあまり良くなかったが、いざ一緒に暮らしてみるとヴェルディは実は優しい性格で――…… ※人気者貴族×比較的平凡の、魔法学園での恋物語。異世界ファンタジー×魔法学園ものです。
「く、ッ……殺せ!」とは言ったけれど。
姫騎士伝承のある国に生まれ、第二王子なので第十一代姫騎士(男)をしている俺は、基本的には騎士として剣を腰にして立っていた。そんなある日、弟が誘拐されたので、犯人がいると思しき隣国に潜入する事に。夜は調査、昼は冒険者の振りをしつつ、美醜観念が違う為モテる隣国において、恋をされて気分が良いなぁと思っていた矢先、捕まってしまう――「く、ッ……殺せ!」※攻め視点です。
宰相閣下の絢爛たる日常
クロックストーン王国の若き宰相フェルは、眉目秀麗で卓越した頭脳を持っている――と評判だったが、それは全て努力の結果だった! 完璧主義である彼は、魔術の腕も超一流。ということでそれなりに平穏だったはずが、王道勇者が召喚されたことで、大変な事態に……というファンタジーで、宰相総受け方向です。
闇堕ちした僕は、勇者様を叩き潰す!
生まれつき、伝説の勇者パーティにいた最強魔術師のものとされる杖を所持していた『僕』は、魔王を討伐すべく魔術を叩き込まれて成長した。そんな中でやっと現れた勇者達と共に旅を開始。だけど気がついてみたら……あれ? 僕、雑用係……? へ? 性処理も……? そんな日々の中、魔王に捕らわれ、求愛され――僕は、闇堕ちした(自称)。