或る覚の妖怪薬
人間のする引越しというものを、アヤカシの僕らが行ってから、早半年。開店休業状態だった絢樫Cafeを、趣味と実益を兼ねて、僕は再始動する事に決めた。誰かをほっとさせたり、少しだけ後押ししたりする力を持つ妖怪薬を用いて、カフェを営む僕の日常。――本編――
【1】絢樫Cafeの看板【2】絢樫Cafeの再始動
【3】妖怪薬のチョコレートソース
【4】居場所を作る甘いケーキ
【5】お客様の幅
【6】素直になれる妖怪薬
【7】「美味しかった」は、貴重な一言。
【8】水仙香
【9】新南津市ハイランド
【10】帰り際
【11】さらしな荘
【12】微弱な存在
【13】憧れの狐
【14】過去の嫌な記憶
【15】サイコメトリスト
【16】思わぬ再会
【17】選り好み……?
【18】藍円寺から見たクリスマス前(SIDE:三男:★)
【19】クリスマス・イブ・イブからクリスマス当日
【20】クリスマスの来訪者
【21】安全な妖
【22】朝
【23】銃(※)
【24】大晦日
【25】一瞬
【26】友達以外の意味で(★)
【27】新年(★)
【28】絢樫Cafeの更なる再始動
【29】春